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両界ガムラン曼荼羅

2023年5月5日(金・祝)、6日(土)|自由学園明日館・講堂


2020年に東京で初演され、昨年12月にも福岡にて上演されました、藤枝守さん作曲「ガムラン曼荼羅」が、自由学園明日館にて再演されることとなりました。ボヴェは2020年の初演に引き続き、佐草夏美さんと共に《ガムラン曼荼羅Ⅰ》に出演いたします。この度は、リアントさんと川島未耒さん出演による《ガムラン曼荼羅Ⅱ》と合わせて『両界ガムラン曼荼羅』公演として上演されます。フランク・ロイド・ライトの美意識が感じられる、趣き深い歴史的建造物、自由学園明日館にて、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


※会場の都合上、座席数に限りがございます。ご来場いただけます場合は、お早めのお申込みをご検討下さいませ。

【日時】

5月5日(金・祝)開演18:00(開場17:30)

5月6日(土)開演15:00(開場14:30)


【公演概要】

「響きの曼荼羅」に見立てられた《ガムラン曼荼羅》は、ガムラン楽器群を曼荼羅として舞台上に配置し、曼荼羅や陰陽に基づく円環的な時間構造による8曲セットの組曲。2020年にパラグナグループによって初演され、今回の公演では、あらたな8曲セットの《ガムラン曼荼羅Ⅱ》を加えて「両界ガムラン曼荼羅」として演奏される。「両界」とは、密教の概念ではなく、二つの組曲が陰陽のように一対の関係となり、それぞれの組曲では、陰陽を象徴する二組の異なる男女の舞踊が登場する。

フランク・ロイド・ライトのコンセプトが具現化された自由学園明日館。その講堂のなかで演奏される二組の「ガムラン曼荼羅」は、ライトの有機的な空間に溶け込み、そして、男女四人の舞踊の身体を揺さぶりながら、ガムランによる二つの「響きの曼荼羅」がかたちづくられていく。


ガムラン曼荼羅に寄せて   森重行敏 (パラグナ・グループ)

ガムランは青銅製打楽器による合奏である。地域による差もあるが、ペロッグという沖縄風の五音音階と、スレンドロという半音の無い五音音階に大別される。「ガムラン曼荼羅」では西ジャワ(スンダ)のドゥグンと呼ばれるガムランが使われ、本来のペロッグ系の五音音階ばかりでなく、追加音によってスレンドロ風の音階とが一曲ごとに交互に演奏される。中央に置かれた大ゴングの周りを大小の楽器が取り囲み、曲ごとに低音部から順に反復が積み重なり、次の曲では高音部から重なるなど、あらゆるところが対照的な構造になっている。一切即興的な余地はなく、ひたすら緻密な織物のように音符が重ねられていくが、ガムラン特有のやや不規則な音律により、発せられる音には必ず歪みが生まれる。この作品の生き物のような魅力はここにもある。初演以来、異なる会場や楽器により毎回様々な印象を与えてくれたこの作品に、今回一対となる新作が生まれる。左右両界の曼荼羅からどんな世界が立ち上がるのか、演奏者としても期待している。


【出演】

ガムラン演奏:パラグナ・グループ

舞踊:リアント 、ボヴェ太郎 、川島未耒 、佐草夏美


【プログラム】

藤枝守作曲 組曲「ガムラン曼荼羅I」(2020)

      組曲「ガムラン曼荼羅II」(2023・初演)


【料金】

前売¥3,000/当日¥3,500


【チケット取扱】

オフィシャル予約サイト: http://www.milestone-art.com/htm/contact-230505.html

Peatix電子チケット予約: https://milestone.peatix.com


【お問合せ】

マイルストーンアートワークス

Tel: 090-3295-6912(ナガシマ12:00〜18:00


【会場案内】

自由学園明日館・講堂 https://jiyu.jp/architecture/

池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分/目白駅より徒歩7分


【主催】NPO法人日本ガムラン音楽振興会

【制作】マイルストーンアートワークス

【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京




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